1月12日、13日、14日は、
長崎地域雇用創造協議会様にお招きいただきまして、
市民の皆様方に「色彩で仕事力!就活力UP」を
テーマに、色彩の講義をさせていただきました。
厚生労働省の委託事業です。
長崎県でのお仕事は、2005年の
五島列島の福江商工会議所様以来であり、
久々の長崎県でした。
もちろん、長崎県は肌に合う土地なのか、
土地に足を運ぶたびに、
心身がなじんでとろけるような
感覚を覚えます。
第1回目は、パーソナルカラー診断を全員の方々に。
イメージアップの重要性、色彩心理学を活用したイメージアップ戦略、
骨格診断、など似合う色と形を知っていただき、
就活力と印象力UPを。
第2回目は、「売上を伸ばすためのカラーテクニック」
今すぐ活用できる、売上を伸ばすためのカラーテクニックのご紹介。
色とアロマのビジネスの実例集、自己改善できるカラー心理テスト、
商品の美しいディスプレイの方法、
ポスターや絵画、POPなどのきれいな並べ方、
どんなひとでも見分けられるユニバーサルカラーの配色、
WEBカラーテクニック、カラーコーディネートの配色レッスンなど。
第3回目は、仕事力UPとストレスケアをテーマに、
世界の人々の嗜好色、好きな色、嫌いな色、
高齢者、子供の好きな色と嫌いな色の
心理分析。
ストレスケアに効くセロトニンの増やし方、
睡眠環境と色とアロマの話、
過去を振り返る「塗り絵カラーセラピー回想ワーク」
「エゴグラムテスト」「短所を長所に変えるワーク」など
多岐にわたり、メンタル力UPにも改善できるトークも
ハッピーアドバイス付きで皆様にお話しさせていただきました!
本当にありがとうございました。
なぜか、今回訪れて、最後に感じたことは、
長崎へ来ると、「自分の人生の使命を改めて気づきをいただけること」。
この一点に限るのです。
そのために、呼ばれているような感じもします。
もちろん、長崎の人たちにお役にたてることを
するという使命もあるような感じもします。
教会建築や、洋館、領事館跡、
エキゾチックな匂いの醸し出す場所が、
心と魂がワクワクします。
でもやっぱり、長崎にはじめに関心を持たせてくれたのは、
作家の遠藤周作さんのおかげです。
「沈黙」「女の一生」など長崎を舞台にする
小説やエッセイが多く、
長崎やキリスト教世界を教えてくれる、
キッカケの本も多数。
自分が21歳ぐらいの時に、遠藤さんの集大成といわれる
「深い河」を日比谷のシャンテシネで観て、
魂に何かしらの善なる刺激みたいなものを感じたのです。
遠藤周作さんの世界を何年も毎日のように、
あきずに読んでいた時代がありました。
今まで何も考えず、自分のことばかり、
今を生きることだけに無我夢中で生きていた世界から、
仏教と同じように、人の苦しみを取り除いて、
どうしたら人は安らぐことができるのか、
正しく慈しみの心をもって接することができるのか、
敵であろうとも困っていたら救ってあげることの大切さ、
それらのことを痛切に教えていただいて、
自分の人生が変わるターニングポイントだったといえるでしょう。
並べてしまうときれいごとばかりのようですが、
人としてより良い人生を歩むために、
大切なことを遠藤周作さんの本から教えていただきました。
苦や悩みを背負っている人間の弱さを持っている人のほうが、
完璧な人よりも、人間味があって、
そういう人のほうが魅力を感じます。
私も今まで生きてきて、
嫌なこともたくさん受けてきました。
今思うとそれらのことがあるから、
人の痛みや哀しみが理解できるから、
何かの形で昇華できるように思えます。
遠藤周作さんの作品も、人生に不器用であったり、
波乱な人生を歩んだりしている主人公が多いですが、
基本は純粋な愛が根底にあるお人好しな人が多いですね。
長崎県は、あらゆる意味で、
私の人生の生きる道しるべを
授けてくれたような気がします。
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